先月中旬から知り合いのグル-プホームで職員の見学研修を受けてもらっていました。
これは自分のグループホームしか知らないと、『それが普通なんだ』と勘違いしてしまう事もあって、去年までにも時々やっているのですが。
もしかすると今度みやびの里に来られた時に、「いつもと違うな?」と感じる所があるかも知れません。
以下は以前やった時にアップしたブログです。
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丸1日、他のグル-プホームで見学・付き添い・見守り等をしながら、自立支援をどのように行なっているか? 自分のグル-プホームでの課題・問題点を解決していく為の『気付き』を見て来てもらえれば、と考えています。
日を変えて2名の職員が行って来た感想を聞きながら、自分の想いがまだまだ職員に伝わっていない事にも気付かされました。
冷房が効いていて、ワイワイと賑やかなあちらでの生活を見て、最後の質疑応答で・・・
「ウチではエアコンを点けると注意されるので、利用者さんも汗かきながら生活してます」
「ウチではテレビを点けていない(注意されるので)事の方が多いです」・・・と話していたそうです。
・・・たしかにそれは常日頃から言っている事ではありますが・・・(^_^;)
でも、『なんでエアコンやテレビを点けて注意されるのか?』を誰も考えようともせず、ただ『電気代の節約!』とでも考えているのでしょうか・・・。
その注意する言葉には続きがあります。
「だれかばあさんが暑い!と言ってたの?」
「暑い!と言ってるばあさんに、長袖や重ね着をやめて薄着になるように声かけして無いんじゃない?」
「窓が締め切ったままじゃ風も通らないんじゃない?」
「倉庫にしまい込んである扇風機を出して見たら?」
「それでも暑そうだったら『ここに冷房のリモコンがありますよ』と、操作できそうなばあさんに渡してみたら?(もちろん温度や風量などは設定しておいて、電源を入れるだけにして)」
そんな『暑い時に誰もがする当たり前の手順』を抜きにして、『職員が気を利かせて』エアコンを点けてあげるのは『小さな親切・大きなお世話』でしかないと思っています。
そりゃあ認知症の方達ですから、職員が何の関わりもしなければ自分だけでそれらの手順を踏める人なんて一人もいないかも知れません。
でも、逆に言えば『その手順を踏めるようにしてあげる為』にこそ職員がいるんでしょう。
「暑い!」と感じる事が出来て、「涼しくなりたい!」と思っているからこそ、職員による声かけや環境作りがあれば、自分から積極的に動こうとする『主体性』だって引き出せる絶好のチャンスなのに・・・。